雨漏り被害に遭わないために!6月11日は『雨漏り点検の日』~雨漏り点検の方法やポイント~

お役立ち情報

6月11日は「雨漏り点検の日」です!

6月11日は「雨漏り点検の日」です。この日が暦の上で「梅雨入り」を意味する雑節の一つ「入梅」になることが多いためです。
和歌山県田辺市に本部事務局を置く全国雨漏検査協会が1997年(平成9年)4月に制定されたそうです。
目的は、本格的な梅雨を前に建物の雨漏りの点検をして、雨漏り被害に遭わないようにすることです。

梅雨の時期は雨が多くなることから万全の雨漏り対策をしておかなければ、いざ梅雨が始まってからでは遅いという事態も考えられますよね。
我が家も雨漏りの心配がある…とお悩みをお持ちの方がいましたら、これを機会にお家の雨漏り点検をしてみてはいかがでしょうか?

定期的に簡単な目視点検を

雨漏り点検は、地上からの目視のみで行う簡易的な点検方法ですと自分でも可能なのです。

定期的に簡単な目視点検を自分で行うことで、雨漏りの早期発見に繋がることもあります。
「雨漏り点検はどうやって行ったら良いの?」とお悩みの方のために、次の部位の点検ポイントを紹介いたします。

▶屋根
▶外壁
▶窓やサッシ
▶ベランダ
▶室内

屋根の点検ポイント

※※注意※※
屋根に登ると転落の危険性があるため、地上からスマホや双眼鏡などを使用して安全に行いましょう。

・屋根材のズレや脱落がないか
・屋根材のひび割れや欠けがないか
・板金の浮きやサビがないか
・雨どいにゴミや落ち葉は詰まっていないか
・屋根に草が生えていないか
・瓦屋根の漆喰(しっくい)が剥がれていないか
・板金を留める釘が浮いていないか

CHECK!--------------------------
地上からスマホ等で屋根の写真を撮り、拡大したりすると分かりやすいです。
1年に1回以上見ておくと、異常があったときに気付きやすいです。

 

外壁の点検ポイント

※※注意※※
外壁の2階部分や高い部分は高所になるため無理せずに、屋根の点検と同様に地上から確認しましょう。

・外壁にヒビ・剥がれ・浮きがないか
・外壁のコーキング材にひび割れ・はがれがないか
・外壁に雨染みが発生していないか
・外壁の塗装が剥がれていないか
・外壁に変色は観られないか
・外壁から粉が出ていないか

CHECK!--------------------------
特にコーキング材の劣化が目安となりますが、直射日光の当たりやすさで劣化具合が異なります。
一般的建物では、南面が最も劣化していることが多いため南面を確認しましょう。

 

窓やサッシの点検ポイント

・窓枠やサッシ周辺の外壁にひび割れがないか
・窓枠やサッシ周りのコーキング材に剝がれ・ひび割れはないか
・雨戸が壊れていないか
・引き違い部分に隙間ができていないか
・窓ガラスと窓枠の間のパッキンが劣化していないか

CHECK!--------------------------
窓などの開口部では、開口部の角から外壁にヒビ割れが発生しやすい、外壁と同様に南面のサッシまわりのコーキング材が劣化しやすいため点検しましょう。

 

ベランダの点検ポイント

・ベランダの防水層に割れ・はがれはないか
・ベランダの排水口は詰まっていないか
・手すり笠木は老朽化していないか
・ベランダ下の軒天に雨染みがないか
・雨の日の翌日に雨水が貯まっていないか

CHECK!--------------------------
台風などの前には、ベランダの排水口にゴミが詰まっていないか確認しておきましょう。
また、ベランダ下の軒天に雨染みが発生しているとベランダまわりのどこからか雨水が浸入している可能性があります。この症状は室内へ雨漏りする前兆ですので、確認しておきましょう。

 

室内の点検ポイント

室内の点検ポイントを紹介します。

・クロスが剥がれていないか
・水のポタポタ落ちる音はしないか
・クロスにシミや黒カビはできていないか
・天井にある照明器具に水が貯まっていないか
・カビの臭いがしないか
・屋根裏、床下にカビや腐食はないか

CHECK!--------------------------
建物の外側で気になる箇所が発生してきた場合、大雨・台風時にはその場所に近い室内の天井・内壁をしっかりと確認しておきましょう。

 

まとめ

以上、雨漏りの目視点検の方法を紹介いたしました。
今回の雨漏り点検方法を行って気になった箇所があれば、お早めに専門業者へ雨漏り調査や雨漏り修理を相談することをオススメします。

また、雨漏り点検をされる際には、高所での作業は危険なため必ず地上から安全な位置で簡易的に見るようにしてください。
梅雨・台風で雨漏り被害に遭う前に行動しておきましょう!

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