梅雨の時期や夏のじめじめした湿気にお悩みの方は多くいらっしゃるかと思います。
湿気による影響で、お家やご自身・家族の身体に不調をきたすことも…。
今回は、すぐに実践できる「家の湿度を下げる方法や予防法」を5つ紹介いたします。
ご自宅で快適に過ごすためにも、ぜひ最後までご覧いただきまして実践してみてください。
ー目 次ー
Toggle湿度が高いために起こる影響とは？
①カビや細菌などが繁殖しやすくなる
カビや細菌、ウイルスなどは高温多湿の場所を好みます。温度であれば25℃以上、湿度であれば70％以上でカビや細菌、ウイルスがいっきに増殖するといわれているのです。
高温多湿の環境になりやすい夏場や、浴室・キッチンなどの水回り、窓際にカビや細菌、ウイルスが発生しやすいため注意しましょう。
②害虫の発生
湿度が高いとダニやムカデなどの害虫が多く発生します。
害虫にとって過ごしやすい環境は、気温が30℃前後、湿度が70％以上の場所といわれています。
梅雨時期から夏場にかけては特に注意してください。
③身体に影響をあたえてしまうことも！
前述の通り、湿度が高いとカビやダニが発生しやすくなります。そのため、アレルギーを発症する可能性があるのです。カビやダニの死骸などのアレルゲンは、鼻炎やぜんそくを引き起こす恐れがあります。
また、気温と湿度の両方が高くなってしまうと体温調整が上手く行うことができずに、体調不良や熱中症を引き起こす恐れもあります。
体調を整えるためにもやはり適度な湿度を保つことが大切といえます。
湿度を下げるための方法は？
1.こまめに換気をする
梅雨から夏場にかけては、窓を開けていつも以上にしっかり換気をしましょう。窓を閉め切ったままにすると、室内に湿気がこもってしまいます。
換気の適切な回数は1〜2時間に1回、時間は5〜10分がよいです。特に晴れた日の湿度が低い時間帯に換気することとがオススメです。2ヶ所以上の窓やドアを開け、空気の流れを作ると大変効率的です。
「雨の日に換気をするとかえって湿度をあげてしまうのでは…？」と感じる方もいると思います。実は外よりも室内の湿度の方が高い場合もあるため、悪天候であっても換気をするのがおすすめなのです。
しかし、雨が室内に入ってくるほど強い場合や、雨だけでなく風も強い場合は無理して換気する必要はありません。
2.除湿機や除湿剤を使う
除湿機や除湿剤を使えば簡単に湿度を下げることができます。
除湿機は部屋の広さに合わせたものでないとしっかり湿度を下げることができないません。そのため、部屋の広さに合わせたものを選ぶようにしましょう。
持ち運べるサイズの除湿機であれば、脱衣所やクローゼット・押入れなどにも使用できますね。
除湿剤はさまざまな種類があるため、用途や場所に合わせて選ぶことが重要です。
3.エアコンを使用する
エアコンも湿度を下げるのに大変有効です。
『除湿モード』があるエアコンであれば、湿度が気になるときに試してみましょう。
湿度だけでなく温度も下げたい場合は『弱冷房除湿モード』がおすすめです。湿度のみを下げたいな場合は『再熱除湿モード』を使用してみましょう。
ただしエアコンによっては専用のモードがない場合もあるため、事前に機能を確認しましょう。
4.サーキュレーターを活用する
また、サーキュレーターで風通しをよくすることも湿気対策に大変効果的です。特に窓を開けて換気をする際に使用するのがオススメです。
ポイントは窓の方に向けて風を送ることです。効率的に湿気を外に出してくれます。
押入れ・クローゼットなどの窓がない長時間密閉されていて湿気がこもりやすい場所も適度に風を当てることが大切です。
5.生活用品を利用する
①新聞紙
新聞紙は水分を吸収しやすい材質のため、室内の各所に使うことで除湿効果が期待できます。
置く際には、一度新聞紙をクシャクシャに丸めてから広げるのがポイントです。湿気を吸いやすくなって、より効率的に除湿できるのです。
また、水分を吸収することで除湿効果だけでなく消臭効果も得られます。
靴の中・靴箱やクローゼット、衣装ケースなどに置いておくことも大変有効です。
②重曹や炭
「重曹」や「炭（木炭や備長炭）」は自然素材として非常に効果的で、安全かつ手軽に使える方法です。
小びんに重曹を入れて湿気の多い場所に置くと湿気取りに役立ちます。下駄箱などでは、湿気と同時に臭いにおいも吸着してくれます。固まってきたら、クレンザーとして掃除するときに使えば無駄なく使うことができます。
また、炭も除湿アイテムとして活用できます。炭の表面には目に見えないほどの微細な穴が空いており、そのミクロ単位の穴が湿気を吸着します。リビング全体など広い部屋では難しいですが、押し入れの中やトイレ、クローゼットなど狭い空間で効果を発揮してくれます。
2週間に1度ぐらい、煮沸して天日干しすれば、何度でも効果が復活する、エコな除湿アイテムです。
③凍らせたペットボトルを室内に置く
ペットボトルを凍らせ、トレーやタオルの上に置いて室内に設置します。冷えると空気中の水蒸気は水に変わる性質があるのです。
湿気が取り除かれ湿度が下がり、ペットボトルに水滴がたまったらタオルで拭くと再度湿気を吸収できます。
湿度をあげないための予防方法
1.洗濯物の部屋干しを避けましょう
洗ったばかりの洗濯物を室内で干すと湿度を上げてしまう原因になります。乾燥機を使うなどして、なるべく室内に湿気を溜めないようにしてください。
どうしても室内干しをする場合は、サーキュレーター等を使用して早めに乾かすようにしましょう。
2.結露対策をしましょう
結露の発生により、室内の水分量が増えて湿気に繋がることもあります。こまめに拭き取ることが有効的です。
結露対策の専用アイテムを使用するのもオススメです。窓の下に貼り付けて結露の水を吸い込む結露吸収テープや、結露防止シートなどがありるので、気になる方はぜひ活用してみてください。
3.観葉植物はなるべく風通しがよく乾燥した場所に置きましょう
植物は、根から水分を吸い上げて葉から蒸散させます。土や受け皿の水からも湿気が発生するため、できるだけ風通しがよく乾燥したところに置きましょう。
4.除湿剤は可能な限り下に置いておきましょう
水分は空気より重いため、湿気は下の方に溜まりやすい性質があります。
そのため、水を貯めるタンクタイプの除湿剤はできるだけ床に近い位置に置くことが効果的です。
なお、除湿剤は形状や成分によって用途が異なりますので、製品の表示をよく読んで使用するようにしましょう。
5.お風呂の湿気対策をしましょう
お風呂場は家の中で最も湿気がたまりやすい場所です。湿気対策を怠ってしまうとカビが繁殖してしまうため、ニオイの原因にもなりやすいです。
浴槽に湯をためている場合は、フタをしめておくと湿気対策に繋がります。
他にも、お風呂から出たらすぐに換気扇をまわすなどして、湿気がこもらないよう対策しましょう。
6.家具は壁と密着しないように置きましょう
家具を壁に密着させると風通しが悪く、湿気の原因になってしまいます。その結果、お気に入りの家具にカビが生えてしまうということも。
家具は壁と離して設置することで風の通り道を作り、湿気をためないように気を付けましょう。
湿気を下げる方法・予防法を知って快適に過ごしましょう
湿度が高すぎるとカビやダニの発生や、身体への悪影響などが起こりますが、低すぎても風邪を引きやすくなったり、皮膚が乾燥したりなどの悪影響があります。
湿度が高い場合は湿度が40〜60％になるよう、換気を行ったり、除湿アイテムを使用して下げてみてください。
適度な湿度を保ち、快適に過ごしていきましょう。
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